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2011年6月27日月曜日

Windows + Firefox 環境で “It's All Text!” の代わりに Vimperator を使うには?

背景

ブラウザ上のテキストエリアなどで、入力する文をエディタを使って編集を行いたい場合、Firefox では、アドオン:“It's All Text!” を利用するのが便利らしい[佐々木2009]。

しかし、自分の環境では、このアドオンを利用することが出来ずにいた。というのも、自分の Windows の ログオン(アカウント)名は、日本語を含むものだからだ; このアドオンでは、一時ファイルをアカウント名を含むフォルダに作ろうとする。しかし、海外製のアドオンということもあり、日本語を含むフォルダについては考慮されておらず、エディタ起動時にエラーとなってしまう。

しかしこの度、別のアドオン:Vimperator [MAX2011]を使用して、まさに望んでいたことができたので、ここに報告したい。

いやー、すばらしい!!



前提とする環境


  • Windows XP Version 5.1 (Build 2600.xpsp_sp3_gdr.101209-1647 : Service Pack 3)

  • Firefox 5.0

  • エディタ xyzzy 0.2.2.234

Vimperatorのインストール


ここ から、インストールする。

xyzzy を使ってテキストエリアを編集するときの Vimperator の設定



インストール後に、設定ファイルで、 xyzzy を使用するよう指定する。

設定ファイルの作成



初期設定ファイル:.vimperatorrc (Windows環境では _vimpratorrc) を


というコマンドを実行することで、作成する。


コマンドを実行すると、ドライブ %HOMEDRIVE% の フォルダ %HOMEPATH% に、
_vimperator

というファイルが作成される。エンコーディングは、Unicode(UTF-8)のようだ。

エディタの指定



パスの通ったコマンド名、またはフルパスで、エディタを指定する。


エディタを指定するときに:

  • コマンドと、そのオプションを0個以上、記述する

  • フォルダの区切りは、バックスラッシュ(\)をふたつ、もしくはスラッシュ(/)で書く

  • コマンドとオプションらの区切りは、スペースで書く

  • ひとつのコマンド内、もしくはオプション内のスペースは、バックスラッシュ(\)で、エスケープする

ように記述する。


上記を踏まえて、xyzzyを指定する場合、以下のようになる:
set editor='C:\\Program\ Files\\xyzzy\\xyzzy.exe -m html-mode -e (setq\ *default-fileio-encoding*\ *encoding-utf8n*)'



設定がなされれば、 Firefox 上に表示された Web ページのテキストエリア等で、 Ctrl+I でエディタ(xyzzy)を HTML モードで、起動できる。エディタで編集後、セーブして終了すると、ブラウザ上の当該テキストエリアに、編集したデータが入力される。

html-mode はお好みで。

Future Work



Vimperator とは直接は関係ないかもしれないが、複数機種を使っている場合、 Dropbox で設定ファイル共有すると便利かもしれない。
-ruedap, “Vimの.vimrcと.vimフォルダをDropboxを使ってWin/Macで共有する”
http://d.hatena.ne.jp/ruedap/20110301

References



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