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2016年11月17日木曜日

Mac の GIMP 2.8.18 でインストール版の日本語のヘルプを使うには

以前(2014年)Mac の GIMP 2.8.10 向けに、同様のことをおこなう方法を書きました。それから時が経ち、GIMP に組み込まれている GTK の仕様が若干変わったことから、以前書いた方法では、うまく行かなくなってしまったようです。
そこで試行錯誤したところ、新たに GIMP 2.8.18 でインストール版の日本語のヘルプ (= GIMP User Manual; 使用のてびき) や状況適応ヘルプ、今日の技を見るための解法を見つけることができたので、本記事として取り上げたいと思います (オンライン版の日本語ヘルプを使いたい人は、以下の作業は必要ありません。GIMP を起動してからヘルプの設定で オンライン版 を選べば問題なく利用できます)。

2014年5月11日日曜日

Mac の Gimp 2.8.10 でヘルプを使えるようにするには

概要

前回、「Mac OSX 10.9 (Mavericks) で 日本語入力可能な日本語化された Gimp 最新版 (2.8.10) を使うには」 にて、 Mac OS X 10.9.x (Mavericks) にインストールした GIMP 2.8.10 は、エラーによりヘルプドキュメントが見れない状態であることがわかった。そこで本記事では、GIMP の使用している GTK に MimeType の設定を行うことにより、(日本語) ヘルプドキュメントを使用できるようにする。これにより、パッチあてやコンパイルなしに、Mac 用の GIMP 2.8.10 で、以下のようなヘルプメニューを使えるようになる: GIMP のヘルプメニューの ヘルプ (Help)F1 をおした時の状況適応ヘルプ (Context Help)今日の技 (Tip of the day)。付録として解析したときのログも掲載した。
この手法は日本語以外の外国語においても有効なはずである。(This solution must be available in any foreign languages other than japanese.)

手法と手順

本記事の手法は、RPM で提供されている GIMP の日本語ヘルプドキュメントを GIMP.app に組み込み、GIMP 内部の GTK の設定に MimeType の追加をすることで、インストール版のヘルプドキュメントを利用可能にするというものです。
以下の手順でおこないます:
  1. 日本語のローカル版ヘルプドキュメントを GIMP.app に追加する
  2. GIMP.app のヘルプの設定
  3. MimeType の設定を GIMP.app が使用している GTK の設定に追加
詳細は、下記のようになります。

1. 日本語のローカル版ヘルプドキュメントを GIMP.app に追加する

前回用意した状態だと、GIMP.app は、一切のヘルプドキュメントを持っていない状態です。なので所定の場所に、ヘルプのデータ (html, 画像) を、ぶち込みます。
GIMP のヘルプドキュメントは別パッケージで提供されていたりします。しかしながら、これをコンパイルするのは結構な手間です。
だから、Linux のディストリビューションで提供されているコンパイル済みパッケージである RPM から、中身を吸い出して流用します。この手順は以下のように行います:
  1. RPM Rawhide gimp-help-ja 2.8.1 noarch rpm などを、適当なディレクトリにダウンロードする
  2. rpm2cpio.pl コマンドをインストールする
    ターミナルから、brew install rpm2cpio (brew の場合) を実行する
  3. RPM をファイルに展開する
    ターミナルから、
    rpm2cpio.pl gimp-help-ja-2.8.1-1.fc21.noarch.rpm | cpio -id
  4. 展開されたデータの help/ 以下を、GIMP.app にコピーする
    前の手順で、カレント・ディレクトリに usr/ 以下に展開されたデータができる。この中にある help ディレクトリを丸ごとコピーする。コピー先は、
    /Applications/GIMP.app/Contents/Resources/share/gimp/2.0/
    で、ここに brushes, dynamics, fonts, …などとおなじように help が配置されるようにする。
※ GIMP.app の中身の開き方は、Finder から /Applications/GIMP.app を選んで、右クリック > パッケージの内容を表示 です。

2. GIMP.app のヘルプの設定

GIMP.app のヘルプ表示の仕方を、ローカルを参照し、また通常の Web ブラウザを使用するように設定します。手順は以下のとおりです:
  1. メニューのGIMP > 設定 (Preferences)… を選ぶ
  2. GIMP の設定 ウィンドウが出てくる
  3. 左ペインのアイコンのリストから、上から 4 番目の ヘルプ を選択
  4. 右ペインの 全般 にある 使用するユーザーマニュアル から、インストール版 を選択
  5. 同じく、ヘルプブラウザー使用するヘルプブラウザー から、ウェブブラウザ を選択
  6. OK ボタンを押して GIMP の設定 ウィンドウを閉じる
  7. GIMP を終了する

確認方法

GIMP を起動して、メニューから GIMP > 設定 > ヘルプ を見てください。
ここまでの手順がうまくできていれば、「電球ユーザーマニュアルはインストール済みです。」という表示が出ます (でも、次の手順が済むまではまだ使えません)。

3. Mime タイプの設定を GIMP.app が使用している GTK の設定に追加

上記までの設定で、GIMP はヘルプファイルを認識します。ユーザが、メニューからヘルプを表示しようとすると、GIMP は、plug-ins/web-browser でドキュメントを開こうとします。ところが、GIMP が使用している GTK がこれを弾いてしまい、下記のようなエラーとなります:
GIMP エラーメッセージ
プロシージャー 'plug-in-web-browser' の呼出し時にエラーが発生しました。
No application is registered as handling this file
Script-Fu から、(plug-in-web-browser "file://localhost/Applications/GIMP.app/Contents/Resources/share/gimp/2.0/help/ja/index.html") として同じエラーを再現できることから、URI のスキーム指定 file: を扱えないことが、原因であることが予想されます。
そこで、GTK がエラーを吐かないように、mimeinfo.cacheopen.desktop の 2 つのファイルに MimeType の追加をする修正を行います。これらのファイルたちが格納されている場所は、/Applications/GIMP.app/Contents/Resources/share/applications です。
まずはターミナルを開いて、カレントディレクトリをこの場所にしてください。
作業の手順は以下のとおりです:
  1. 元のファイルをバックアップします
    cp -p mimeinfo.cache mimeinfo.cache.orig
    cp -p open.desktop open.desktop.orig
  2. mimeinfo.cache の修正
    エディタ (vim, emacs, nano など) で、 mimeinfo.cache の最後に一行x-scheme-handler/file=open.desktop; を追加します
  3. mimeinfo.cache の修正の確認
    $ diff mimeinfo.cache.orig mimeinfo.cache
    32a33
    > x-scheme-handler/file=open.desktop;
  4. open.desktop の修正
    MimeType の設定に、x-scheme-handler/file; を追加します
  5. open.desktop の修正の確認
    $ diff open.desktop.orig open.desktop 7c7 < MimeType=x-scheme-handler/http;x-scheme-handler/https --- > MimeType=x-scheme-handler/file;x-scheme-handler/http;x-scheme-handler/https
これで、GIMP で日本語のヘルプが使えるようになりました!Yay!
GIMP を起動して、メニューから ヘルプ > ヘルプ などを試してみてください。Web ブラウザが立ち上がって、ヘルプのHTMLファイルが表示されます。今日の技 で表示されるウィンドウで 詳しくはこちら を押すと、ブラウザでおなじようにリンクが表示されます。

まとめ

  • GIMP.app に日本語のヘルプドキュメントを組み込む方法を述べた
  • GIMP.app にローカルにインストールしたインストール版ヘルプドキュメントを見るための設定方法を述べた
  • GIMP の使用している GTK に MimeType の設定を追加する方法を述べた
以上です。
以降は、トラブルシューティングしたい場合のなんかの参考に。

PS. Mac OS X での GIMP の設定ファイルの場所

システム側

GIMP.app の中の
  • Resources/etc
  • Resources/share/applications
  • Resources/share/gimp/2.0
などなどにある。

ユーザ側

  • ~/Library/Application\ Support/GIMP/2.8/
の中に、いろいろな rc ファイルが有る。

2010年8月13日金曜日

VBAのドキュメントの目次一覧

Microsoftのヘルプ機能は、OSのそれにしろOfficeアプリケーションのそれにし
ろ、まったくひどいしろものだ。なにしろ、知りたい機能で検索しても当該ページがで
てこない。
また、このヘルプ・ドキュメントそのものについても、同じ類のことがいえる:
一覧性が非常にひくいのだ──5万数万もの高い金を取りながら、電子マニュア
ルしか存在しないためだ。

最近、立て続けにそんな経験をしたので、ここにExcel2003 のVisual Basic Editor
のヘルプの目次をテキスト形式で一覧にし、示すこととする。これにより、マニュアル全体
を俯瞰することができ、Googleによってインデックス化されれば、検索性も増すであろう。

対象は、Excel2003のVisual Basic Editorのヘルプメニューを開いたときに出て
来るドキュメントだ。これらは開いたときの順番の通りに、項目を挙げている。
本来的には、順番で読むのに適さないが、資料としてこのままとする。

凡例
このテキストでは、■-□-◆の順に、ドキュメントの階層を表す。■がトップレ
ベルだ。
◆A-Zは、必ずしも、AからZまでの項目があるわけではない;実際には歯抜けと
なる項目が存在する。
��?)は、?アイコンを示す。
項目右端の★は、読むべき注目を表す。基礎的な概念について述べている項目に
付した。というのも、資料は必ずしも理解に適した順番で配列されているわけで
はないのだ。階層構造についても、同じことが言える。機会があれば、VBA版
『プログラミング言語C』を書いてみたい。


Visual Basic Editor のヘルプの目次一覧

■Microsoft Excel Visual Basic リファレンス
 □(?)Microsoft Office Excel オブジェクト モデル
 □新機能

  ◆(?)新しいオブジェクト
  ◆(?)新しいプロパティ(アルファベット順)
  ◆(?)新しいプロパティ(オブジェクト順)
  ◆(?)新しいメソッド(アルファベット順)
  ◆(?)新しいメソッド(オブジェクト順)
  ◆(?)新しいイベント
 □プログラミングの概念・・・★
  ◆ブックとワークシート
  ◆セルとセル範囲
  ◆コントロール、ダイアログ、ボックス、フォーム
  ◆イベント、ワークシート関数、図形
  ◆他のアプリケーションを使って作業する
 □コレクション
  ◆A-Z
 □オブジェクト
  ◆A-Z
 □メソッド
  ◆A-Z
 □プロパティ
  ◆A-Z
 □イベント
  ◆A-Z
 □列挙
  ◆(?)Microsoft Office Excel の定数


■Microsoft Visual Basic Documentation
 □Visual Basic ユーザー インターフェース
  ◆コマンド
  ◆キー
  ◆メニュー
  ◆その他
  ◆ショートカット
  ◆タブおよびダイアログ ボックス
  ◆ツールバー
  ◆ウィンドウ
 □Visual Basic プログラミングのヒント
  ◆(?)名前の二重定義の回避
  ◆(?)同じ名前のプロシージャの呼び出し
  ◆(?)Property プロシージャの呼び出し・・・★
  ◆(?)Sub プロシージャと Function プロシージャの呼び出し・・・★
  ◆(?)オブジェクト変数の作成・・・★
  ◆(?)再帰プロシージャの作成・・・★
  ◆(?)配列の宣言・・・★
  ◆(?)定数の宣言・・・★
  ◆(?)変数の宣言・・・★
  ◆(?)プロパティ設定時のコードの実行
  ◆(?)コードのループ
  ◆(?)For...Next ループの高速化
  ◆(?)引数の効率的な引き渡し
  ◆(?)関数からの文字列の取得
  ◆(?)オートメーションの概要
  ◆(?)条件付きコンパイルの概要
  ◆(?)名前付き引数と省略可能な引数の概要
  ◆(?)オブジェクト、プロパティ、メソッド、およびイベントの概要・・・★
  ◆(?)パラメータ配列の概要・・・★
  ◆(?)適用範囲と参照可能範囲の概要・・・★
  ◆(?)変数の有効期間の概要・・・★
  ◆(?)バリアント型 (Variant)の概要・・・★
  ◆(?)Visual Basic の構文の概要・・・★
  ◆(?)配列の使い方・・・★
  ◆(?)定数の使い方・・・★
  ◆(?)データ型の効率的な使い方
  ◆(?)Do...Loop ステートメントの使い方・・・★
  ◆(?)For Each...Next ステートメントの使い方・・・★
  ◆(?)For...Next ステートメントの使い方・・・★
  ◆(?)If...Then...Else ステートメントの使い方・・・★
  ◆(?)コードでのかっこの使い方
  ◆(?)Select Case ステートメントの使い方・・・★
  ◆(?)With ステートメントの使い方・・・★
  ◆(?)Visual Basic の名前付け規則・・・★
  ◆(?)アプリケーション間の連携
  ◆(?)Function プロシージャの記述方法・・・★
  ◆(?)Property プロシージャの記述方法・・・★
  ◆(?)Sub プロシージャの記述方法・・・★
  ◆(?)代入ステートメントの記述方法・・・★
  ◆(?)ファイルへのデータの書き込み・・・★
  ◆(?)宣言ステートメントの記述方法・・・★
  ◆(?)実行可能なステートメントの記述方法
  ◆(?)Visual Basic ステートメントの作成
 □Visual Basic 開発環境
  ◆(?)オブジェクト ライブラリの確認および参照設定の追加
  ◆(?)実行の継続
  ◆(?)ヘルプから使用例をコピーするには
  ◆(?)プロシージャの作成
  ◆(?)コードへの宣言の入力
  ◆(?)特定のステートメントの実行
  ◆(?)プロシージャの検索・・・★
  ◆(?)変数の定義の検索・・・★
  ◆(?)コード内の文字列の置換・・・★
  ◆(?)実行の再開・・・★
  ◆(?)コード内の文字列の検索・・・★
  ◆(?)タイプ ライブラリへの参照設定
  ◆(?)ブレークポイントの設定と解除
  ◆(?)プロジェクト プロパティの設定
  ◆(?)テキスト ファイルのコードへのインポート・・・★
  ◆(?)Visual Basic 環境オプションの設定
  ◆(?)コード ウィンドウの分割
  ◆(?)コード実行の開始・・・★
  ◆(?)コード実行の停止・・・★
  ◆(?)コード実行のトレース・・・★
  ◆(?)構文チェックの設定と解除の切り替え・・・★
  ◆(?)イミディエイト ウィンドウの使用
  ◆(?)オブジェクト ブラウザの使用・・・★
  ◆(?)プロジェクト エクスプローラの使用・・・★
  ◆(?)プロパティ ウィンドウの使用
 □Visual Basic ランゲージ リファレンス
  ◆定数
  ◆データ型
  ◆ディレクティブ
  ◆イベント
  ◆関数
  ◆グループ
  ◆インデックス/一覧
  ◆キーワード
  ◆メソッド
  ◆その他
  ◆オブジェクト
  ◆演算子
  ◆プロパティ
  ◆ステートメント
 □Visual Basic アドイン モデル
  ◆コレクション
  ◆イベント
  ◆メソッド
  ◆オブジェクト
  ◆プロパティ
 □Microsoft Forms リファレンス
  ◆(?)Microsoft Forms オブジェクト モデルの全体像
  ◆Microsoft Forms デザイン リファレンス
  ◆Microsoft Forms 開発者へのヒント
  ◆Microsoft Forms オブジェクト リファレンス


■Microsoft Office Visual Basic リファレンス
 □(?)Microsoft Office オブジェクト モデル
 □新機能
  ◆(?)新しいオブジェクト
  ◆(?)新しいプロパティ (アルファベット順)
  ◆(?)新しいプロパティ (オブジェクト順)
  ◆(?)新しいオブジェクト (アルファベット順)
  ◆(?)新しいオブジェクト (オブジェクト順)
 □プログラミングの概念
  ◆(?)Microsoft Office ソリューション開発者向けのセキュリティ情報
  ◆Office コマンド バーを使用する
  ◆Office アシスタントを使用する
  ◆(?)コレクションからオブジェクトを取得する
  ◆(?)OLE プログラム ID
  ◆(?)MSDN で MODI VBA のリファレンスを検索する
 □コレクション
  ◆A-Z
 □オブジェクト
  ◆A-Z
 □メソッド
  ◆A-Z
 □プロパティ
  ◆A-Z
 □イベント
  ◆A-Z
 □列挙
  ◆(?)Microsoft Office の定数



References
Microsoft Excel 2003; "Visual Basic のヘルプ"; Microsoft, メニュー>ヘルプ(H)