下記の練習法によって、だいたい2~3週間ほどで親指シフトで用いられる文字配列を覚えることができた(2008/3月時点の話)ので、ご紹介します。
ローマ字入力と比較しての効能として現時点で感じていることは、ローマ字入力よりは指が疲れないし、慣れてくれば速度もより早いということです。
親指シフトドライバとしては、やまぶきを使用いたしました。
(著名なソフトとして、もうひとつ親指ひゅんQがありますが、アプリをいろい
ろ試したところ、当方の環境(XP HE)ではどうもうまく動きませんでした。)
まずは、設定から。
■設定
●OS・IME関連
‐地域と言語のオプション
コントロールパネル>地域と言語のオプション>
テキストサービスと入力言語>詳細設定>詳細なテキストサービス
→「詳細なテキストサービスをオフにする」をチェックする。
‐IMEの入力モード
→「ひらがな」をチェック
‐IMEの入力設定
・プロパティ>全般>入力設定ペイン
→「ローマ字入力/かな入力」で、かな入力を選択する。
→おこのみで「スペースの入力」で、常に半角を選択する。
●やまぶき関連
- やまぶきを起動する。
- タスクトレイのやまぶきのアイコンを右クリック>設定...を選択。
 ‐設定ウィンドウ中の項目:配列定義ファイル
 → おこのみの配列を選択。自分の場合飛鳥[21-290](数字除く).ini を使用している。
 ‐設定ウィンドウ中の項目:右シフトキー
 → 設定を「スペース」から「変換」キーにする。
- タスクトレイのやまぶきのアイコンを右クリック>終了を選択。
 → これで、設定がyamabuki.iniファイルに保存される
■親指シフト入力の練習方法
1)「ひだり」、「みぎ」、「む」の入力を練習する。
2)50音表を自作する
下記のような表を作成します。配置を覚える意味で、ていねいに手打ちしていきます。
+-------+-------+-------+
|あ 左d|ぁ  左r|
|い 無k|ぃ  左u|
|う 無d|ぅ  左t|
|え  左e|ぇ  左y|
|お  右s|ぉ  左g|
+-------+-------+-------
|か  無l|が  左m|
|き  無a|ぎ 無g|
|く  右j|ぐ  右x|
|け  無:|げ  左:|
|こ  右o|ご  右@|
+-------+-------+-------
|さ  左s|ざ  左q|
|し  無s|じ  無e|
|す  左k|ず  左h|
|せ  無x|ぜ  左z|
|そ  右i|ぞ  右p|
+-------+-------+-------
|た  無;|       |だ 左a
|ち  左c|       |ぢ  右y
|つ  右l|っ  無m|づ  右v
|て  無f|       |で  左;
|と  無i|       |ど  右,
+-------+-------+-------
|な  右d|
|に  右;|
|ぬ  右g|
|ね  左w|
|の  右k|
+-------+-------+-------+
|は  無o|ぱ  右c|ば  左v
|ひ 左x|ぴ  無r|び  無b
|ふ  左o|ぷ  右z|ぶ  無v
|へ  無p|ぺ  右r|べ  右w
|ほ  無z|ぽ  右/|ぼ  右h
+-------+-------+-------+
|ま  左l
|み 無c
|む 右n
|め  無/
|も  右.
+-------+-------+-------+
|や  左n|ゃ  無n
|ゆ  無h|ゅ  無.
|よ  左i|ょ  無,
+-------+-------+-------+
|ら  右f
|り 左f
|る  左j
|れ  右e
|ろ  右:
+-------+-------+-------+
|わ  右a
|を  右m
|ん  無j
+-------+-------+-------+
|「  無q
|」  無@
|(  右q
|)  左@
|{  左1
|}  左4
|[  左2
|]  左3
|<  右0
|>  右9
+-------+-------+-------+
|+  左-
|*  左8
|&  右t
|&  左6
|/  左0
|/  右\
|=  右-
|%  無t
|¥  無[
+-------+-------+-------+
|・  無u
|.  無-
|,  無^
|’  左7
|*  無\
|、  左,
|。  左.
|!  左p
|!  右1
|?  左/
|ー  無w
||  左\
|-  無y
|~  右u
|_  左[
|
+----
3)句読点の入力を練習する。
、。?!
4)助詞・助動詞の入力を練習する。
てをには
の
がで
です
ます
だ
である
5)自分の名前の入力を練習する。
6)普段使用しているアプリで、親指シフトのみで日本語入力する
これは、2)で作成した50音表を見ながらでよい。
ただし慣れるにしたがって、だんだん見る量を減らしていくこと。